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現在日本には、和実さんのような不妊治療を受ける選択肢がない。卵子提供、代理母、またシングル女性への精子提供などが、まだ認められていないのだ。米国でもいまだ賛否両論あるのは事実だが、インターネットの普及で、精子バンク、卵子バンクは一気に普及した。中には提供者の子宮の写真入りサイトまである。大学新聞の広告欄やスーパーの掲示板には「卵子提供者求む」といったコピーが躍る。これに応じる人 は、どんな心境なのだろう。 「最初は謝礼が魅力だった。大学のボート部で資金が足りなくて。」和実さんに卵子を提供したジェニファーさんに、始めた理由を尋ねたところ、屈託ない答えが返ってきた。「でも10年間不妊治療を続けた夫婦から子どもが授かったと感動的な手紙をもらったりするうちに、素晴らしいことだと気づきました」 これまでに別々の夫婦に計9回ほど卵子を提供、誕生した子どもは、わかっているだけで米国各地やカナダに8人はいる。最初1200ドルだった謝礼は、徐々に値段が上がり、最後には5000ドルの謝礼を受け取った。相場は現在1回3500ドルほどだ。謝礼を頭金に、3年前にサンフランシスコに1軒家を買った。これを担保に去年春には2件目の家を購入。本業は、カリフォルニア州政府で社会福祉を担当している。 現在、結婚を考えるボーイフレンドと暮らしている。これから先、万が一自分が不妊になってしまったら?「そのときは、卵子提供を受けるなり、養子縁組をすればいいわ」 こうした不妊治療患者を仲介するエージェンシーも、サンフランシスコ周辺だけで10社ほどある。和実さん自身が不妊カウンセリングをする、IFC(インターナショナル・ファーティリティー・センター)では、95年の開所以来、主に日本人のカップルの不妊治療をコーディネート、40人以上の子どもが誕生した。日本から来て卵子提供を受ける場合、費用は1回約500万円、代理母で1000万円ほど。医療費、薬代、ドナーへの謝礼、カウンセリング費用、弁護士費用、渡航費・滞在費などの総額である。
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