|
自己卵子による治療の限界 最近のお問い合わせの中で大変目立って件数が増えているタイプのケースと言えばこんな内容になっています: 「体外受精を含む不妊治療を続けるうちに卵子がだんだん採れなくなり、今はもう排卵誘発剤は打たず、毎月自然周期で様子を見ながら、卵胞が育てば採卵しています。このままの治療に疑問を感じながらも、どうすれば良いのかわかりません。」 排卵誘発剤を使用しても卵子がうまく育たない、あるいは受精しない、あるいはうまく分割しない、胚移植にやっと至っても、着床しない・・・そういう残念な結果を繰り返した挙句の自然周期による治療を毎月繰り返されていらっしゃる方々が大変多い、ということになります。そのような方たちの多くは、排卵誘発剤を使用していた頃は、すでに許容いっぱいの多くの薬剤を使用していたのにも関わらず、良い結果が出なかったというタイプの方も多いようです。やはり、大量の排卵誘発剤の使用を何度も何度も繰り返すのは女性の身体にとって大きな負担となります。そのため、担当医の方が、「自然周期で様子を見ましょう」とおっしゃり、排卵誘発剤使用の体外受精治療を取りやめ、その後「自然周期での治療」ということになるようです。 「自己卵子の限界」を知るのは、大変難しいことでもあり、また、辛い治療を経て来られた女性にとっては、「このまま頑張っていれば、もしかするといつかは妊娠できるかもしれない」という気持ちはなかなか捨てられないものでもあります。 逆に、全く卵子が育たない、或いは卵巣を摘出してしまった、などという状況になった女性は、大変深い悲しみは乗り越えなくてはならないものの、「では、自分の人生の中で次のステップはどうしよう」と考えるとき、答えはおのずと「子供は諦めて夫婦二人の人生をエンジョイする」、あるいは「養子縁組をする」、あるいは「卵子の提供を受けて夫と血のつながった子供を自分で妊娠・出産する」といった選択となります。ですから、夫婦で良かれと思う選択肢に進むことができ、それぞれの人生をフルに生きていくための決断が早くできるようです。 しかし、「まだ卵子が1個でも育つ」状況にある女性は、どうしても、「いつになったら自己卵子の限界、と考えていいのか。1個でも採れたら妊娠はできるのか。では、どのぐらいの可能性があるのか。」そういった疑問や不安と戦いながら毎月の治療を受けていらっしゃるようです。「もしかしたら来月はうまくいくかもしれない」そんな希望をもって試みたものの、良い結果が出ず、でもまた自動的にまたすぐ翌月の治療に入ってしまっている、というケースが大変多いようで、そのような状況にいらっしゃる女性からの悲痛なお問い合わせが後を絶ちません。 「自己卵子との決別」は、女性にとって余りにも過酷な決断だと思います。これまで辛い治療に耐えてこられた女性にとっては尚更だと思います。しかし、長きにわたる排卵誘発剤使用の体外受精治療で結果が出なかった後に自然周期での治療に移行されていらっしゃる方の場合、そのような治療への終止符を打ち、次の選択肢へ進まなくてはならない時点へ到達されていらっしゃる方は少なくないのです。 「自分のケースはどうなんだろう、このまま自然周期の治療を続けているべきなんだろうか・・・」そんな疑問をお持ちになりながら治療を続けていらっしゃる方たちは、このウェブサイトのお問い合わせフォームご使用の上お問い合わせください。(プライバシーはもちろん厳守いたします。)いただいた情報内でできるだけのお返事はさせていただきたく思います。このようなお問い合わせは治療の申し込みということにはなりませんし、無料で行っておりますので、どうぞお気兼ねなくお問い合わせください。尚、お問い合わせフォーム内に、以下を簡単にお書き添えいただければ、更に有意義なお答えができるかと存じます: @ 排卵誘発剤使用の体外受精サイクルの回数 それでは、お問い合わせをお待ちいたしております。
|
||
当サイトに掲載の記事・写真の無断掲載を禁じます。
|
|||
卵子の若返りは本当に可能なのか? ターナー症候群の女性達、結婚をあきらめないで! IFCトップページ| お問い合わせ| 卵子提供| 代理出産 先端不妊治療| 提携クリニック| 最新ニュース | 症状別治療情報 | サポート内容 メディア掲載履歴| 治療仲間の声| カウンセリング| 卵子ドナー募集 質問箱| IFCについて| Info(English)| サンフランシスコ案内|関連リンク すでに閉経後の私。それでも可能!?| 60歳女性の出産 |45歳の決断 どこまで行ったら、卵子提供プログラムまで、進むべき? Copyright (C) 2001 IntroMed, Inc., All Rights Reserved. |